
どうも、筋肉です💪🏾
今回は経済指標の分類について。
それぞれのフェーズで
注目すべき経済指標は変わるんだわ
この感覚がわかるようになると
相場が動くリズムが掴めるから便利。
早速やってくんだわ。
先行指標とは?
1つ目の分類が
『①先行指標②一致指標③遅行指標』
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先行指標は『景気の天気予報』
実際に景気が良くなる(悪くなる)前に
結果が良くなる(悪くなる)指標のこと
代表的なのが
アンケート調査の経済指標
アンケート調査なので
経済が実際に動いた結果(=実績値)ではなく、
あくまで今後の経済の見通し。
実績値ではないので、速報性が高い。
企業や消費者が
「今後、経済は良くなりそう(悪くなりそう)…!」
って思ってる感情を表すんだわ
これらは将来の経済状況を予測するために使われ、市場の期待や先行きの動向を反映。
代表的なアンケート系の経済指標は以下:
- 米ISM製造業景況指数
- 米ISM非製造業景況指数
- PMI
- 米消費者信頼感指数(Conference Board)
- ミシガン大学消費者信頼感指数
アンケート調査ではない先行指標もあるよ
押さえておきたいのは、
アメリカの新規失業保険申請件数
失業保険を申請する件数の増加は
実際に失業率が上がる前に起こる
🧩 失業保険の増加は失業率の先行シグナル
失業保険申請件数が増加
↓
数週間〜数か月後に「失業率」が上昇する可能性
したがって、
米雇用統計の失業率が上がる前に
高確率で新規失業保険申請件数が上がる
まさに‘先行’指標だよね!
先行指標として
アンケート系の経済指標と
新規失業保険申請件数を覚えといてくれ。
あ、あと
株価指数も景気の先行指標だよ
アメリカのS&P500とか日経平均とかね
株価は実際に景気が悪くなる前に下がる
これはみんなも体感的にわかると思う
チャートはとにかく先を急いで早く動くから。
要するに、トレードは早い者勝ちのゲームだからさ。
実際に景気が悪くなった頃には
FRBの利下げを織り込んで
株価は上昇してることもよくあるって話。
毎日ファンダメンタルズを追いかけて、ついていくのみ。
一致指標とは?
一致指標は、経済の【実況中継】
景気の動きと「ほぼ同時に連動する」指標なんだわ
現在の経済状態を把握するために使われる
代表的な一致指標は以下:
・ 雇用者数(NFP)
・ 小売売上高
NFPは米雇用統計の非農業部門雇用者数
これは一致指標
※失業率は次の『遅行指標』で。
小売売上高は、1ヶ月間に企業がどれだけ売り上げたか。
=どれだけ個人が1ヶ月でお金を使ったかを表す指標
景気が良ければ、みんなお金使う
アメリカなら米小売売上高の結果がよくなるんだわ
景気とほぼ同じタイミングで良くなる(悪くなる)
先行指標が動いて、そのあと一致指標が動く。
この順番が大事で、みんながこの記事を見てる瞬間はどうなってる?
→ 景気回復の兆しはあるが、実体経済にはまだ波及していない段階。マーケットは「回復期待」で先行することも。
→ 景気が順調に拡大中。実体経済と市場心理が一致しており、リスクオンの流れが継続しやすい。
→ 景気悪化の“予兆”が出ているが、実体経済はまだ粘っている段階。リスク回避がじわじわ始まる可能性。
→ 景気後退局面の本格入り。企業・消費・生産の悪化が揃っており、市場はリスクオフに傾きやすい。
どのフェーズかによって
次に『先行指標・一致指標・遅行指標』のうち、
どれに注目すべきかがわかる
先行指標の結果が
これまでと変わったのなら
次は『一致指標』に注目しないとね
一致指標も変わったなら
次は『遅行指標』に注目なんだわ
そして、
景気の風向きはまだ変わってないけど
変わりそうなら『先行指標』に注目
遅行指標とは?
遅行指標は、景気の変化を「後追いする」指標
景気のピークやボトムを確認するために使われる
代表的な遅行指標は以下:
- 失業率
- 消費者物価指数(CPI)
- コアPCEデフレーター
失業率はわかりやすいよね
だって、景気が悪くなりそうな(=先行指標が悪い)だけで、企業はガッツリ従業員をクビにしない
だって実体経済が悪いわけじゃないから。
アンケート系の経済指標結果が
また良くなる可能性もあるわけで。
いきなり人を斬ると、
もし好景気になった時に
人手不足でモノを売れない。
(社長、涙目w)
企業が解雇して
人員整理するのは
実際に景気が悪くなってから。
ってことで
失業率は『遅行指標』なんだわ
CPIは物価が上がったか下がったかを表す指標
みんながモノ・サービスを買えば買うほど物価は上がる
みんながお金使わないほど物価は下がる
小売売上高(=個人がどれだけお金使ったか)が動いてから
物価を示すCPIが動く順番なんだわ
🧩 小売売上高と物価指標の関係
みんながお金使う(=小売売上高の結果が良くなる)
↓
物価が上がる(=CPIが上昇する)
遅行指標が良くなると、中央銀行は利上げに舵をきることが多い
遅行指標が悪くなると、中央銀行は利下げに舵をきることが多い
ソフトデータとハードデータの違い
2つ目の分類が
『①ソフトデータ②ハードデータ』
経済指標は「ソフトデータ」と「ハードデータ」にも分類されるんだわ
まーでも
ここまでこの記事を読んでる人からしたら
理解するのは超絶簡単!
ソフトデータ=先行指標
ハードデータ=一致指標・遅行指標
ざっくりなら、この理解でOKよ。
もっと詳しく説明すると下記:
企業や消費者へのアンケート調査による “感覚” や “期待” を数値化した指標。
速報性が高く、市場の「心理」や「先行き感」を示す。
📌 代表例:
ISM、PMI、消費者信頼感指数(ミシガン大学・Conference Board など)
実際の取引・生産・支出などの “実績値” に基づいた指標。
経済活動の「結果」を捉え、信頼性が高いがやや遅れる傾向。
📌 代表例:
雇用統計、CPI、小売売上高など
ソフトデータかハードデータかは
2分類だから分かりやすいよね
「アンケートか、それ以外か」
ローランドやねw
『経済指標の分類』を理解して何が変わる?
経済指標を分類して理解すると、
『どの指標が今の相場に効くのか?』を見極めやすくなるんだわ
🔥 経済指標の注目ポイントは“相場のフェーズ”で変わる
・景気の初期局面では 先行指標(≒ソフトデータ) が重視される
・インフレがテーマのときは 遅行指標(CPI・PCEなど) の影響が強まる
・中央銀行は 遅行指標(≒ハードデータ) を重視して金融政策を決定する傾向
経済指標の分類を知っていると、
ニュースの「数字」を「意味あるストーリー」として捉えることができる
そして、トレード判断にも役立つ。
今後の記事を通して
さらにみんなの脳みそに染み込ませるからね💪🏾
今回はここまで。
そんな感じです